カードゲームで逆ポーランド記法?

陰郎さんの「project-enigma」で公開されたカードゲーム「RPNToGo」を試してみました。
逆ポーランド記法、という普通に生活していたらまずお目にかからない計算方法(というか言葉)を使ったこのゲーム、遊ぶにはかなり敷居が高いかもしれません。
だって逆ポーランド記法って、ねぇ。
世の中の大多数の人が知りませんよ、そんな単語。
よく分からない計算方法を使ったゲームだったら、よく分からないから手を出すのやめとこう、となるのが普通でしょう。
でも、知らない単語だからって試さないのは、もったいない。
そう思えるゲームです。
役が上手いことできて得点が倍々ゲームになって増えていくのは、かなり気持ちいいですよ。
要は計算ゲームなんですよね。
ただ、その計算方法がちょっと変わってるっていうだけで、ルールそのものは簡単なんです。
場にカードを出していって、目標の数値になるように並べていくだけですから。
イメージは、コップ。
場に1枚カードをだすと、そのカードがコップに溜まっていくんです。
たとえば−4が目標だったとしましょう。
まず1・2・3という順でカードを出すと、

|   | |   | |   |
|   | |   | | 3 |
|   |→| 2 |→| 2 |
| 1 | | 1 | | 1 |
└───┘ └───┘ └───┘

こんな感じでコップに数字が溜まっていきます。
で、ここに+(足す)のカードを出すと、

|   | |   |        |   |
| 3 | |   |        |   |
| 2 |→|   | →→→→→→ | 5 |
| 1 | | 1 |        | 1 |
└───┘ └───┘ 2+3=5  └───┘

上2つのカードを取り出して、それを計算します。
そして計算結果をまたコップに戻す、と。
さらにここに−(引く)のカードを入れると、

|   | |   |        |   |
|   | |   |        |   |
| 5 |→|   | →→→→→→ |   |
| 1 | |   |        |−4 |
└───┘ └───┘ 1−5=−4 └───┘

目標の−4になりました。
ね、ルールは簡単でしょ?
ただ、実際にやってみるとなかなか上手くいかない。
でも、それだけに上手くいったときの爽快感があるんです。
たとえばテトリスで、高く積み上がったところに棒が来て4列消せたときのような。
ぷよぷよで7連鎖くらい決めたときみたいな。
そんな爽快感が、カードゲームで味わえる。
これは、アイディアの勝利ですよ。
こういうの考えられるのって、素直にすごいなぁと思いますね。
こんな説明で楽しさが伝わるかどうかは疑問ですが、まぁだまされたと思って試してみてはいかがでしょうか?
ということで、またプレイしますので今日はこの辺でさようなら。