原稿用紙1枚で苦痛?

インターネットコム株式会社 と 株式会社インフォプラント が、携帯電話を利用しているインターネットユーザー300人を対象に調査を行ったところ、電子書籍を購入しない理由は「読みにくい」がトップで、PC などで文章を読むとき苦痛を感じる文字数は「400字以上」がもっとも多かった。

この記事はどうも故意に勘違いを誘っているように思えるのだが、携帯電話で400字読むのが苦痛だと書かれているわけではない。
携帯電話ユーザーが「PCなど」で文章を読むとき苦痛を感じる文字数、だ。
「PCなどのモニター」で長い文章を読むとき、400字以上で苦痛を感じる人が33.7%、だ。
そう読むと、この苦痛を感じる文字数というものがどうも当てにならないような気がしてならない。
だって400字って、原稿用紙1枚ですよ?
携帯電話のあのちっちゃい画面で400字読むなら、そりゃ苦痛かもしれない。
でもPCの画面で400字なんて、あっという間だ。
なんせ参照先の記事が約2300字あるんだから、67.7%の人がその記事を読むのに苦痛を感じる、ってことになってしまう。
まあパーセンテージに多少のぶれはあるかもしれないけど*1
それだけネットで文章を読む人が異端だということなのか。
それとも調査に何らかの意図が含まれて結果が捻じ曲げられているのか。
はたまた全然違う理由なのか。
謎は解けないままだが、考えてもわからんので思考停止。:P

*1:調査対象内の性別比率や年齢層比率が、日本国民のそれを正確に反映しているわけではないから